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鶴谷ターン

つるたにターン
2026-10-12 add 1,222字

駅伝やマラソンの折り返し地点で使われる、独特の回り方の通称。読みは「つるたにターン」。外側に大きく膨らんで弧を描くのではなく、折り返し点に背を向けるようにして、その場で細かくステップを刻みながら向きを変える。狭い折り返しでもコンパクトに回れるとされ、近年はテレビ中継で名前とともに紹介されることが増えた。2025年の都道府県対抗男子駅伝では4区の折り返しで複数の選手が使い、話題になった。

どういう動きか

通常、走りながら180度向きを変えるには外側に膨らんで弧を描くことになり、そのぶん余計な距離を走る。コーンひとつで折り返す駅伝のコースでは、この膨らみが積み重なってロスになる。

鶴谷ターンはこれを避ける。折り返し点の手前で体の向きを変え、ポールやコーンに背を向ける形で、小刻みなステップを踏みながらその場で回頭する。横から見ると、走りの流れをいったん止めて足踏みで方向転換しているように見えるため、独特の印象を与える。狭く、土や砂で滑りやすい河川敷のコースで有効とされてきた。

名前の由来と起源

名前は、元報徳学園陸上部監督の鶴谷邦弘氏の名を冠した「鶴谷杯駅伝」(武庫川河川敷で開催、現在の風伝説駅伝大会)に由来するとされる。鶴谷氏自身がこの走法を考案したわけではなく、同氏の冠大会で行われていた回り方、という意味での命名だという説明が多い。

起源については、2000年前後に大阪の清風高校の選手が、河川敷コースの狭い折り返しでタイムを縮めるために編み出したとする説が複数の情報源に見られる。ただしこれらはいずれもブログ・SNS・Q&Aサイトでの伝聞であり、一次資料や公式の記録を確認できていない。高校生が半ばふざけてやっていたものが広まった、という話も紹介されており、起源は諸説ある段階にとどまる。

効果をめぐる議論

有効性については評価が割れている。狭いスペースをコンパクトに回れること、膨らみによる距離のロスを減らせることが利点として挙げられ、トップ選手ほど効果があるという見方がある。

一方で、効果を実証した研究は見当たらない。理論的には、その場で回頭するために速度をいったんほぼゼロまで落とすことになり、再加速のコストを考えるとエネルギー3効率は良くないという分析もある。また、折り返しで他のランナーと接触しやすく危険だという指摘もある。見た目の面白さから中継で取り上げられやすいが、走法としての評価は定まっていない。

要確認

  • 起源(2000年前後に大阪の清風高校の選手が編み出したとする説が複数あるが、いずれもブログ・SNS・Q&Aサイトの伝聞で、一次資料にあたれていない)
  • 鶴谷邦弘氏本人とこの走法の関係(冠大会の名前に由来するだけで本人の考案ではない、という説明が多いが未確認)
  • 鶴谷杯駅伝から風伝説駅伝大会への名称変更の時期と経緯
  • 効果の有無(距離短縮の利点と再加速のコストのどちらが上回るかを検証した研究を確認できなかった)

参照

言及
なし
類似