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Shinkei Systems

Shinkei / シンケイ・システムズ / Poseidon / Seremoni
2026-10-27 add 1,244字

Shinkei Systems(シンケイ・システムズ)は、日本の魚の締め方「活け締め」を機械で自動化するアメリカ21のロボティクス企業。2021年にサイフ・カワジャ(Saif Khawaja、CEO)が創業し、SpaceXのエンジニアだったリード・ギンズバーグ(Reed Ginsburg、CTO)が技術面の共同創業者として加わった。漁船に積む装置「Poseidon(ポセイドン)」で、獲れた直後の魚を船上で締め、その魚を自社ブランド3「Seremoni(セレモニー)」として販売している。本社はカリフォルニア2州エルセグンド。社名は日本語の「神経」から取られたとみられる※1。

Poseidon の仕組み

Poseidonは冷蔵庫ほどの大きさの箱型の装置で、商業漁船の甲板に据え付けて使う。魚を頭から入れると、カメラとAIで魚種を見分け、脳やエラの位置を割り出して処理の経路を決める。脳を突いてすばやく絶命させ、エラを切って血を抜き※2、氷と水を半々に混ぜた水で一気に冷やす。1匹あたりの処理は6秒ほどとされる。

人の手による活け締めは熟練が必要で手間もかかり、漁船の上で大量の魚に施すのは難しい。Poseidonはこれを機械化し、魚の苦しむ時間を短くするとともに、鮮度と味を保つことをねらっている。会社は、通常の処理より日持ちが最大3倍になるとしているが、これは同社自身の数字である。

事業モデル

同社はPoseidonを漁船に無償で提供し、漁業者はこの装置で処理した魚を割増価格で同社に売る。同社はその魚を、2024年に立ち上げた消費者向けブランドSeremoniで小売店や飲食店に卸している。2025年9月の時点で、Poseidonは10隻の漁船に載っていた。

2026年3月にはワシントン2州タコマに約1万6000平方フィートの加工工場を買い取った。同年7月にはアラスカのクック湾に投資し、天然のベニザケ(ソッカイサーモン)を扱い始めた。ヤマトホールディングスと提携し、アメリカで獲った魚を日本の市場にも届けている。

資金調達

  • 2024年4月:シードラウンドで約600万ドルを調達。Cantosが主導し、8VCなどが参加した
  • 2025年6月:シリーズAで2200万ドルを調達。Founders FundとInterlagosが主導し、ヤマトホールディングス(KURONEKO Innovation Fund II経由)などが新たに加わった。調達総額は約3000万ドルになった※3

Founders Fundによる投資は、テック系メディアでも珍しい賭けとして取り上げられた。

要確認

  • 創業者2人の出身大学(カワジャはペンシルベニア3大学の学長サステナビリティ賞を受けているが、2人ともペンシルベニア州立大学出身とする記事もある)
  • 2026年9月に、SeremoniのベニザケとレッドスナッパーがWhole Foodsで売り出されたとする報道(見出しだけで、中身を確認できなかった)

参照

言及
なし
類似