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ジョセフ・ポップ

ポップ博士 / Joseph Popp / Joseph L. Popp / Dr. Popp
2026-09-11 add 1,147字 person

アメリカ21の進化生物学者(1950〜2000年代半ば)。1989年、エイズの情報を収めたと称するフロッピーディスクを約2万人に配布し、コンピュータを使えなくしたうえで「ライセンス料」の支払いを要求するマルウェア2「AIDSトロイ」を仕込んだ人物として知られる。これは記録に残る最初のランサムウェアとされ、ポップはランサムウェアの発明者とも言われる。

経歴

1950年9月10日、オハイオ州クリーブランドに生まれた。ハーバード2大学で学んだ進化生物学者で、東アフリカでマントヒヒの研究に長く携わり、事件当時はエイズの研究に関わっていた。

AIDSトロイ

1989年、世界保健機関(WHO)のエイズ会議の参加者らに向けて、「AIDS Information - Introductory Diskettes」と題したフロッピーディスク約2万枚を郵送した。ディスクに仕込まれたトロイの木馬はパソコン5の起動回数を数え、90回目の起動でCドライブのファイル名を暗号化して、パソコンを使えない状態にした。画面には、ライセンス2を更新するために189ドルを「PC Cyborg Corporation」宛てにパナマの私書箱へ送るよう求めるメッセージ2が表示された。このため「PC Cyborg」とも呼ばれる。

もっとも、暗号化には共通鍵暗号が使われていたため、暗号の表が分かれば元に戻すことができた。セキュリティ5研究者のジム・ベイツがこの弱点を示し、復旧ツールを作っている。この弱点は、のちに公開鍵暗号を使うより強固なランサムウェアの研究(クリプトウイルス学)を促すことにもなった。

逮捕と裁判

ポップは身元を突き止められて逮捕され、イギリス5で11件の恐喝罪に問われた。本人は、身代金はエイズ研究に寄付するつもりだったと主張した。裁判では弁護側が彼の精神状態を問題とし、最終的に裁判に耐えられる状態にないと判断されて、アメリカに戻された。

その後

晩年は自著『Popular Evolution』を自費出版するなどし、ニューヨーク5州オニオンタで熱帯の蝶を集めた温室の開設に取り組んだ。この施設は彼の死後、「Joseph L. Popp, Jr. Butterfly Conservatory」と名づけられて開館した。

要確認

  • 死去の年月日と死因(死亡記事は2006年6月27日に交通事故で死去としているが、CNNの記事は2007年とする)
  • 逮捕の経緯(アムステルダム2のスキポール空港で逮捕されたとする資料と、アメリカ・オハイオ州でFBIに逮捕されイギリスへ引き渡されたとする資料がある)
  • ディスクが送られた会議の開催地と時期(ストックホルムの会議とする資料がある)
  • なぜこの事件を起こしたのか(WHOへの就職を断られたことが動機とする説がある)

参照

言及
なし
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